飼養管理レポート

 

2013年10月1日火曜日

乾乳管理がすべてを決める!!

 興部町の牧場で、昨年改良された乾乳舎です。
フリーストールをフリーバーンへ変え、牛床にはまずバーク堆肥を、その上にオガクズを敷いています。
“好きな時に寝て、好きな時に食べて、分娩も自然に!!”が基本です。

 ストレスを感じさせず、牛体も汚れなく、しっかり良質乾牧草を食べているため、強い牛ができるそうです。

 母牛が強くなると、生まれてくる子牛も強くなる。すべてがうまくいく訳です。

 この牧場では乾乳舎を改造してから、病気になる牛がいなくなり、獣医さんもビックリしています。

居心地はサイコー

わっさわっさ食ってます

牛体に汚れなし

確かにすてきな寝床

りんごっこ腹

2013年7月26日金曜日

九州の新築牛舎

 九州南部(宮崎県)の新築牛舎を紹介します。

 法人経営で乳牛260頭(経産牛178頭)を飼育する都城市の牧場。
 今年新たにフリーバーン牛舎(牛の居住スペース12m×60m)を新築しました。
 壁のない開放型で、暑熱対策として扇風機を30台設置しています。

写真は7月上旬撮影のものですが、猛暑日が続く最近はフル回転だそうです。



2013年7月18日木曜日

暑熱期におけるET技術の活用

 暑熱期のヒートダメージは産乳だけでなく繁殖にも悪影響を及ぼします。


平成22年度の猛暑では夏以降の受胎率が極端に低下、受胎に向けた苦労だけでなく、分娩遅れから次年度以降の生乳生産に狂いが生じ、その影響に悩まされたことも記憶に新しいと思います。

宮崎経済連様の酪農機関紙「酪農宮崎」に掲載された繁殖に関る暑熱対策の記事を紹介いたします。

『暑熱対策における乳牛へのET技術(受精卵移植)の活用について』
         全農福岡畜産生産事業所推進課 小西正人 
         酪農宮崎 第497号 20134
             
 誌面をクリックして拡大してご覧ください。

 繁殖面のコンディションはETの場合も同様に厳しい時期ではありますが、発情同期化による適期移植と通常の人工授精の場合の高体温による精子生存性低下のファクターが無い分、受胎率は高くなるようです。

2013年7月8日月曜日

一瞬の夏を乗り切る!!

 今年のオホーツクは春先より低温に悩まされ、牧草の生育はなかなか進みませんでした。

 しかし、近年の夏は府県と変わらない暑さとなります。
 一瞬の夏をいかに乗り越えるかが、「飼養牛の一年を決める」、と言っても過言ではありません。
 興部町I牧場の手作り暑熱対策です。

当日は30℃近くまで気温が上昇。
ミスト稼動にて牛舎内は冷涼(7月2日撮影)。


天井に散霧ノズルを取り付け、扇風機によって牛舎内へ拡散。

家庭用高圧洗浄機を活用、設置コストを軽減。

1回15分稼動、温度の変化を見ながら運用。
“牛たちは快適!!”



2013年6月14日金曜日

神奈川県 酪青研 暑熱対策

 6月12日(水)、神奈川県藤沢市と平塚市において、酪青研のメンバーの暑熱対策をヒアリングしてまいりました。
 
① 長谷川牧場(藤沢市)

 長谷川勇輔氏の紹介で、酪農家の暑熱対策の勉強会に参加させていただきました。

「自分の牛舎の暑熱対策はこれかな」と扇風機を指す長谷川氏

せっかくだから全員そろって記念写真

②小宮牧場

 牛の写真撮影(体格審査86点以上)の応援に、県内の酪農家(小宮氏、片倉氏、伊藤氏、伊東氏、長谷川氏)が集合しました。ホルスタインマガジンに掲載予定です。

 体格審査で優秀な成績をおさめた小宮牧場の乳牛

 さて、暑熱対策ですが、小宮牧場はダスト吸引機を扇風機として転用(リサイクル)することを考えているとのこと。

今後はダスト吸引機の「どの程度の穴を開けて、雑音を抑えていくかがテーマ」と語る小宮氏

③片倉牧場

 片倉牧場では先週末、育成牛舎を新築したばかりであり、牛舎に敷き詰めた御影石が輝いていました。

育成牛舎

 さて、暑熱対策ですが、牛舎を「緑のカーテン」で囲う準備の最中でした。朝顔とゴーヤを植えるそうです。

 一昨年より噴霧機への投資を実施。ミストが直接、牛にかからないように噴出口の角度には注意しているとのこと。

説明をしていただいた片倉氏


2013年6月13日木曜日

九州の新築牛舎

 九州北部で新築された牛舎を紹介します。
 
 全国的に暑熱対策のため牛舎に扇風機を設置することが当たり前になりましたが、この牛舎では「縦・横」とも約1間の間隔で扇風機が設置されています。
 
 「設計を人任せにしたので、出来上がった時には多いかな?とも感じたが、インバーター制御で適切な風量を確保しても個々の機械への負担が低く抑えられるので、長持ちするのではないかと思っている」とのことでした。

 ちなみに、照明はLEDですごく明るい、そうです。



2013年6月3日月曜日

モ~・クール 九州から

牛の首に巻かれている物はなんだかお分かりでしょうか?

これは地元の農協が開発した暑熱対策グッズ『モ~・クール』と名づけられています。
銀色のシートの中に保冷剤を入れて、牛の首周りを直接冷やすものです。

暑熱時、牛の首を直接冷却することにより、「荒い呼吸が治まった」、「エサ食いが上がった」などの効果が現われているようです。全頭に付けるのは手間がかかりますが、特にダメージの大きい牛などに活用できるものと思います。

『モ~・クール』の構造は簡単。
内側にポケットが付いており、市販の保冷剤(20cm×30cm)が4枚入るようになっています。冷凍した保冷剤を入れると、気温30度を越す夏場でも3時間程度の保冷能力があるそうです。