飼養管理レポート

 
私たち酪農総合研究所は、雪印メグミルクグループの掲げる3つの使命を果たすために、「酪農生産への貢献」の一翼を担う活動に取組んでいます。

特に、酪農産業に関る幅広い分野の科学的・実践的調査研究とその成果の普及を通して、わが国酪農の発展と食糧の安定的需給に寄与してまいります。

2018年2月7日水曜日

哺乳作業のカイゼン例

今回は子牛の哺乳作業のカイゼン例の紹介です。











哺乳作業は哺乳のタイミングとミルクの温度を考えながら行なう必要があります。
しかし、子牛の頭数が増えると作業も煩雑になり、作業効率も低下しがちです。












そんなときは哺乳びんホールダ(1個3,000円ほど)を使うのも有効です。















見てのとおり作業者が哺乳びんを持つ必要がなく、人の気配に敏感な子牛も安心しながらミルクを飲んでいます。

この牧場では哺乳作業は1人で実施しています。
今までは作業者が哺乳びんを手に持って子牛1頭づつ哺乳していました。しかし、哺乳びんホルダを使用し、すべての子牛に同時に哺乳する作業形態としたところ、作業時間は以前の1/3(9頭哺乳で1時間半 が30分に)と大幅に作業時間を短縮することができました。
また作業時間の短縮によるミルクの温度低下の改善や人の気配に敏感な子牛に対する哺乳促進にもつながりました。













最後に・・・
この牧場では、今回、哺乳道具一式を収納するラックを設置しました。
この整理整頓より、「どこに」、「どれが」、「どれくらい」あるかが一目瞭然となり、収納管理と作業効率が向上するだけではなく見た目も良くなりました。

今回は、ちょっとした気付きと行動力があれば、少ない投資でも作業効率をカイゼンできるという一例でした。